こんばんは!

ワインパーティ@神泉 ブログ編集スタッフです!

 

このコラムは

「ワイン初心者スタッフが勉強のためにワインについての記事をまとめていく企画」

となっております!

⇒前回の記事はこちら(ピノノワールワインについて)

 

今回のテーマは

「ワインのシミの落とし方」

についてです!

 

せっかくパーティを楽しんでいたのに、大事な洋服に赤ワインをこぼしてしまった…

そんな経験を持つ方も多いはずです。

せっかくおしゃれをしてワイン会に参加したのに、ワインのシミを気にして楽しめないなんてつまらないですよね。

 

そこで今回の記事では

「頑固な赤ワインのシミについてのお悩み」

を解決致します!

 

さっそく見てみましょう!

 

そもそもシミってなに?

まずはシミの種類について。染みは大きく分けて3種類あります。

それぞれ特性があるので順番に見てみましょう!

 

1.水溶性のシミ

水に溶ける性質を持っているシミです。

基本的にはこぼしてからすぐに処理することでほとんどのシミを取ることが可能です。

逆に言えば時間が経つほど落ちにくくなってしまうので、その場で出来る応急処置をしてなるべくシミを残さないようにしましょう!

醤油、ソース、ケチャップ、コーヒー、ジュース、血液 etc.

 

2.油溶性のシミ

油に溶ける性質を持っているシミです。

水溶性のシミよりも頑固なシミで、水だけでは落ちないことが多いです。

服の材質にもよりますが、台所用洗剤、クレンジングオイル、ベンジンなどで落ちることが多いようです。

口紅、ファンデーション、クレヨン、ボールペン、皮脂、肉料理のたれetc.

 

3.不溶性のシミ

水にも油にも溶けない性質を持っているシミです。

3種のシミの中で最も落ちにくいと言われており、間違ったやり方をすると余計に汚れがひどくなることも…

自宅で落とすことはほとんど出来ないようですので、すぐにクリーニング屋さんに持っていくのがベストな方法です。

土、ほこり、スス、炭 etc.

 

赤ワインのシミはなんで消えないの?

では、ワインのシミは1~3のどこにあたるのでしょうか?

ワインは水溶性のシミにあたります。

 

これだけ見ると

「化粧品や泥に比べれば大したことないんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、ワインのシミが落ちにくい最大の原因がもう一つあります。

それは『ポリフェノール』です。

 

言葉くらいは聞いたことがあると思いますが、赤ワインには大量のポリフェノールが含まれています。

このポリフェノールは天然素材の染め物にも利用されるほどで、多少の水分や洗剤では落ちない強い色素なのです。

 

「そんな赤ワインのシミはホントに消せるの?」

そう思うかもしれませんが、実は素早く対処すればそれも可能になります。

その対処法を場面に応じていくつか紹介したいと思います。

 

1.重曹とお湯を使って落とす

用意するものはお掃除でもよく使用する重曹とお湯だけ。

方法もいたって簡単です!

1.染みとそのまわりに重曹をたっぷりと振りかける

2.お湯を注ぐ

3.重曹が溶けると同時に赤ワインのシミが消える

 

ポイントはシミがついたらすぐに行うこと

これだけでもかなりの効果があるようです。

 

しかし、外出先では重曹なんてなかなか持っていません。

そんな方は次の方法をお試しください!

 

2.焼酎を使って落とす

用意するものは焼酎と布だけです!

1.シミの裏側に乾いた布を当てる

2.焼酎を赤ワインのシミ部分に染み込ませる

3.軽くたたくようにして裏側の布にシミを移していく

4.赤ワインのシミが下の布に移ったら、洗濯機で洗う

 

これはワインの色素成分「アントシアニン」がアルコールに溶けやすく、繊維に付くと吸着しやすい性質を持つためです。

さらに「アントシアニン」は強いアルコールほど溶けやすくなるという特徴があります。

そこで、その性質を利用してワインより強いアルコールを持つ焼酎を染み込ませることで、「アントシアニン」が移動しシミが落ちるというワケなのです!

 

「でもワイン会じゃ焼酎なんてないでしょ!」

そんな時はこちらの方法をお試しください。

 

3.塩を使って落とす

「え?塩で落ちるの?!」

そうなんです。実は、赤ワインのシミは塩で落とせます!

赤ワインをこぼしてしまったら、すぐに塩でこぼした箇所を隠すように塩をかけて下さい!

かけるというよりも「盛る」に近いイメージです。

もちろん、ワインが乾く前に行ってください。

この状態で少し時間をおくと、塩がワインのシミを吸いとってくれます。

ある程度シミが落ちたら、手でもみ洗いをして下さい。

塩はかなり効果的なようで、絨毯などにこぼした時は塩を大量に盛ってもみ込んで時間を置き、掃除機で塩を吸いとればシミにならないと言われています。

 

まとめ

このような応急処置を覚えておけば、ワインのシミは落ちやすくなるでしょう。

万が一ワインをこぼしてしまったときも、お店の人やスタッフにお願いして出来る限りの対応をしてみてください。

ここで掲載した方法はあくまで応急処置です。お気に入りの洋服に関してはクリーニングに出すなどをしてプロにお任せください。

それでも不安な方には、ワイン会には黒ベースの洋服を着ていくことをオススメしております。

⇒「ワイン会には何を着ていく?!ワイン会での服装を選ぶ4つのポイント!」

 

次回は

「なぜワインを飲むと頭が痛くなるの?!」

というテーマで記事を書きたいと思います!

お楽しみに^^