「ワイングラスの選び方」と「おすすめのワイングラス」をご紹介します。
ワイングラス選びに迷ったら読んでみてください!ワイングラスで日本酒などのお酒もお愉しみいただけます♪
「今日も1日頑張った。自分へのご褒美に美味しいワインを飲むぞ〜!」
自宅でゆっくりくつろぎながらワインを飲みたい。そんなときあなたはどのようなワイングラスを使用していますか?
そのワイングラスを侮るなかれ。実はワイングラスはワインの味や香りを一層引き立てる魔法の道具なのです!
とは言え、ワイングラスをどのように選べば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、あなたの好きなワインに合うワイングラスの選び方と、ワイン初心者の方でもワインを存分に愉しんで頂けるおすすめのワイングラスをご紹介します!
目次
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ワイングラスに拘るべき理由
なぜワイングラスに拘るべきなのか。それはズバリワイングラスの形状によって、味の印象が大きく変わるからです。
例えば、グラスの口径が広いものと狭いものでは、グラスを傾けた時に口へと流れ込む量や位置、広がり方、速さが変わってきます。
この僅かな違いによって、ワインがもつ複雑な果実味や酸味などの感じ方を明瞭にするのです。
全く同じワインでも違うグラスで飲むと別のワインのように感じられることさえあり、それほどワインの味わいはグラスによって変わります。
それ故に、ワイングラスはワインの味や香りを一層引き立てる魔法の道具となるのです。
ワイングラスの種類や、どんなワインにどのようなワイングラスが合うのかをご紹介いたします。
ワインの味わいの違い
ワイングラスによる味わいの違いはワインが舌のどの位置に触れるかに大きく関係すると言われています。
舌は、舌全体で、酸味、苦味、甘み、辛味、塩味の五味を感じとることができますが、特定の味わいに敏感な部位があります。
- 酸味:舌の付け根に近い両側部分
- 苦味:舌の奥の方
- 甘み:舌の先端部分
- 塩味:先端に近い両側部分
つまり、舌の各部位に触れるワインの時間と量によって、微妙な五味の強弱を感じ取ると言うわけです。
具体的な例を見てみましょう。
酸味とミネラル感の豊かな白ワインを異なる2種類のグラスで飲むことを想像してみて下さい。
飲み口が狭くすぼまった形状のワイングラスの場合
多少傾けただけではワインは口に入ってきません。ワインを飲むために自然と顔を上に傾ける格好をとるため、ワインは舌の中心を直線的に速いスピードで流れていきます。
そのため、酸味や塩味を強く感じる舌の両側部分に触れる時間と量が短くなり、結果としてワインの果実味を先に感じながら、心地良い酸味とミネラル感を余韻として味わうことができます。
飲み口が広がったワイングラスの場合
顔を上に向けなくてもワインが口の中に入れた瞬間から舌全体に広がります。そうすると、舌の両側にもワインが回り込むので、酸味や塩味が強調され同じワインでも違った味わいの印象となるのです。
このような理由から、ワインの品種やスタイルによってワイングラスを選び分ける必要があるのです。
せっかくワインを飲むなら、そのワインの個性を存分に感じ取れるワイングラス選びに是非拘ってみましょう!!
ワイングラスの形状
ワイングラスを形造っている部位にはそれぞれ名前がついています。
一般的に丸みを帯びたワインが注がれる本体部分である「ボウル」、持ち手となる脚の部分は「ステム」、グラス全体を支える土台は「プレート」と呼びます。
そして、ワインの味わいを大きく左右する最重要と言っても過言ではない部分が、唇に直接触れるワイングラスの縁「リム」です。
ワイングラスの持ち方
ワイングラスの形状に付随して、ワイングラスの持ち方ですが、一昔前まではワインの温度に影響を与えると言う理由からワイングラスを持つときはステム(脚の部分)を持つのがスマートとされていました。
しかし、現在では「ステム部分を持つのはジャパニーズとチャイニーズで、世界基準はボウル部分を持つんだ」と言う方もいます。
前大統領のバラク・オバマ氏も、公式の場でボウルを持ってワインを飲んでいます。
実際のところ、ステムを持つのは「テイスティング」の際に行われる持ち方で、一般的なワイングラスの持ち方としてはボウル部分を持つことが正式なルールです。
ワイングラスの種類
ワイングラスの種類は、大きく分けると赤ワイン用と白ワイン用に分かれています。さらに、各メーカーがもっと細分化されたワイングラスを出しています。
ブドウ品種ごとや産地ごとなど多くの種類が存在しますが、全部揃えるのはお財布にかなりの余裕のある方でないとはっきり言ってむずかしい…。
そこで、ここでは初めてワイングラスを揃える方が押さえておきたい代表的なワイングラスの種類を紹介します。
あなたがよく飲むお気に入りのワインに合わせて購入してみてください。
赤ワイン用のワイングラス
ボルドー型
ボウル部分が卵型で縦長の形状をしていて、一般的なワイングラスよりも大きめに作られているのが特徴です。チューリップ型とも言われるワイングラスです。
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローから造られるようなボルドースタイルのワインを飲むときには最適です。
香りが立ちやすく、タンニンの渋味がまろやかに感じられ、ワインの味わいをバランスよく楽しめます。
ブルゴーニュ型
ボルドーグラスに比べると、ボウルの部分により丸みがあります。
ブルゴーニュの赤ワインはピノ・ノワールというぶどう品種をつかっており、特徴としては、タンニンは少なく、繊細な酸味と果実味に特徴があります。
ボルドータイプより丸みのあるボウル部分は、金魚鉢のような膨らみとすぼまった飲み口が特徴で、ブルゴーニュワインの芳醇な香りをより一層引き出してくれます。
白ワイン用のワイングラス
万能型
卵形のボウルを持ち、飲み口が緩やかにすばまっている、テイスティンググラスをそのまま大きくしたような形状で、汎用性の高いワイングラスです。
中庸な形なのでワイン以外の日本酒の吟醸酒などに使ってもOKで、そのお酒の魅力を引き出してくれます。
モンラッシェ型
シャルドネから造られる白ワインの産地モンラッシェの特徴、高いアルコール度数、複雑で深い味わい、控えめな酸味を遺憾なく発揮するのに最適なワイングラスです。
ボウルが大きく丸みが強いため、オーク由来のトースト香を始め、様々な香りの要素が引き出しやすい形状になっています。
スパークリングワイン用のワイングラス
フルート型
シャンパーニュグラスとも呼ばれます。
きめ細かな泡立ちを長く愉しむため、幅が細く、高さのある形状のワイングラスです。
その他
近年は、シャンパーニュの熟成した複雑な香りを愉しみたいというニーズから、白ワイン用グラスに似た膨らみのあるタイプがポピュラーになってきています。
白ワイン用グラスよりも小ぶりで、立ち上がる泡の動きを愉しめて且つ香りも集められる膨らみを持つシャンパーニュグラスです。
ワイングラスを選ぶ3つのポイント
ワイングラスを購入する際に気を付けたい3つのポイントをご紹介します!デザイン性よりもいかに美味しくワインを飲めるかを重視しましょう。
POINT1.無色透明のワイングラスを選ぶ
香りや味わいと同時に色を愉しめることもワインの魅力です。また、ワインが健全な状態であることを確認することもワイングラスの機能の一つです。
ワインの色がどんな色なのか、澄んでいるのか、濁っているのかが一目で分かる無色透明のワイングラスを選びましょう。
POINT2.デザインよりも機能性重視のワイングラスを選ぶ
切子のような美しいカッティングや個性的なデザインのワイングラスは、パッと目を惹かれますし魅力的ですよね。
しかし、ワインそのものの魅力を最も堪能できるのはシンプルで機能的に計算されたワイングラスです。
ステム部分は、細くて、ある程度の長さがあるグラスが指でしっかりと持ちやすいです。
そして、特に重要なのは唇が直接触れるリム部分。ワインの温度や口あたりを直接感じられる部分ですので、薄いクリスタルガラスを使用しているものが最もおすすめです。
グラスが薄けれ薄いほどワインをダイレクトに感じることができるでしょう。ただし、もちろんグラスが薄いほど割れやすいので取り扱いには十分注意してください。
POINT3.身の丈に合ったワイングラスを選ぶ
グラスにかける価格を考える必要のないリッチな方は良いですが、なかなかそうはいきませんよね。
ワイングラスは薄ければ薄いほど温度や質感をダイレクトに感じることができるのでおすすめですが、その分値段も上がります。
ワイングラスはあくまでも消耗品なので、身の丈にあったワイングラスを選びましょう!
ワインはゆったりとした気持ちで愉しむことも魅力の一つです。ワイングラスが割れることを心配してハラハラドキドキすることなく、割れてもまた購入できる価格帯のワイングラスを選びましょう。
おすすめのワイングラス
ワイングラスメーカーは様々ありますが、有名なところで言うと「リーデル」「ショット・ツヴィーゼル」「バカラ」「ロブマイヤー」等があります。
バカラやロブマイヤーは超高級レンジとなるので、今回は初心者に方へもおすすめの「リーデル」と「ショット・ツヴィーゼル」のワイングラスをご紹介します。
リーデルは、世界で初めてぶどう品種毎に異なる形状のワイングラスを開発し、シリーズ化したワイングラスメーカーの名門中の名門です。
ショット・ツヴィーゼルの強みは割れにくい特徴のあるガラスで、価格帯ごとに様々なワイングラスのタイプがあるという点です。
先ず1種類を揃えるなら
食器棚のスペースや予算の関係で、まずは1種類とお考えの方は「万能型」を選びましょう!
初めてのワイングラスを先ずは1種類だけ購入するのであれば白ワイン用の万能型を選ぶのがおすすめです。
どっしりとした重厚感とコクのある赤ワインを飲むことが想定されたボルドー型やブルゴーニュ型をデイリーワインの白ワインに使うと、味わいの個性を簡素なものにしてしまう場合もあります。
万能型であれば、デイリーの赤ワインを味わうときにも果実味や酸、タンニンがバランスよく味わえるでしょう。
リーデル
リーデル (RIEDEL)ヴィノム ジンファンデル(赤)/リースリング・グラン・クリュ(白)ワイングラス 400ml 6416...
ショット・ツヴィーゼル
ハンドメイドの「ツヴィーゼル1872」、マシンメイドの「ショット・ツヴィーゼル」に分かれているのでご予算に応じてワングラスを選ぶのも良いですね。
おすすめは3種類揃える!
少し個だわって種類買いそろえたいという方は「ボルドー型」「ブルゴーニュ型」「万能型」の3種類がおすすめ♪
ご自宅で飲むワインがどのタイプが多いかというところもあり、悩むところではありますが、ボルドー型、ブルゴーニュ型、万能型の3種類を揃えることがおすすめです。
- ボルドー型:フルボディの赤ワイン用(イタリアやスペイン、アメリカ、南仏系等)
- ブルゴーニュ型:ライトボディの赤ワインと芳醇な白ワイン用(ローヌの赤、ブルゴーニュの赤、オークドのシャルドネ等)
- 万能型:白ワインやスパークリングワイン用
シャンパーニュ用のグラスでなくここで万能型を敢えて選んだのは、シャンパーニュやスパークリングワインも泡立ちだけではなくその香りを愉しみたいという方が増えてきているからです。
この3種類を揃えればいろいろなワインにもひとまず対応できるでしょう。
以下に、おすすめのワイングラス(ボルドー型、ブルゴーニュ型)を記載したので、参考に選んでみて下さい。
ボルドー型
リーデル (RIEDEL) ヴィノム カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ (ボルドー) 610ml ペア 2個セット 6416/0 [...
ブルゴーニュ型
さらに拘りたい方は4種類!
さらに拘りたい方は「シャンパーニュ型」も揃えられるとベストです!
ボルドー型、ブルゴーニュ型、万能型、シャンパーニュ型の4種類を揃えらればベストです。
シャンパーニュ用のグラスは、大別すると「細長いフルート型」と「少し膨らみをもたせたもの」の2種類があります。
- 細長いフルート型:立ち上がる泡を目で愉しめる
- 少し膨らみを持たせた型:立ち上がる泡を愉しめながら、香りをより愉しめる
こちらは、あなたのお好みでお選びください。
リーデル
ショット・ツヴィーゼル
お得なグラスセットで揃える!
リーデルにはワイングラス1〜3本分がお得になるワイングラスセットが販売されています。
ご友人を招いてのワインパーティーにも使えますし、ワイングラスは消耗品ということもあるので、お得なセット購入するのもおすすめです。
12個入りセット
<グラス4個分お得>赤・白・シャンパーニュ用が各4個入ったセットです。食器洗浄機にも対応しています。
8個入りセット
<グラス2個分お得>ステムのないカジュアルなグラスシリーズ。赤・白用が各4個づつ入ったセットです。ワイン以外の飲み物にもお使い頂けます。
4個入りセット
<グラス1個分お得>ステムのないシャンパーニュ用グラスです。フルートグラス同様、優雅に立ち上がる泡を愉しみながら、且つ、豊かな香りも愉しむことができます。カクテルやスムージー等のワイン以外の飲み物にもお使いいただけます。
<リーデル・オー> バリューパック シャンパーニュ Pay3Get4(4個入) 7414/28
まとめ
ワインをより美味しくするための魔法。
それは「誰と一緒に飲むか」「どんなシチュエーションで飲むか」「どの料理と合わせて飲むか」そして「どんなワイングラスで飲むか」ではないでしょうか。
ワイングラスは、ワインそのものが秘めている魅力を、こっそりと教えてくれる魔法の鏡みたいな存在…
そのことに気づいたとき、あなたはワイングラスの魔法に魅了され、そしてワインライフがさらに広がっていくことでしょう。
ワインの味わい・香りを左右する魔法の道具の一つである、ワイングラス。だからこそ、ワイングラス選びには拘るだけの価値があります。
リーズナブルな価格で買えるワイングラスも多いので、ぜひお試しください♪
ワイン以外にも、日本酒などのお酒も美味しく頂けます。