甘口スパークリングワイン&シャンパン6選  飲みやすく女性へのプレゼントにもオススメ!
みい子みい子

お酒に弱い方や女性にもおすすめの「甘口スパークリングワイン&シャンパン」をご紹介します。

「甘口スパークリングワインの見極め方」「低価格で美味しいスパークリングワイン」もあわせてご紹介します。

スパークリングワイといえば、パーティーやお祝いの席など、華やかなシーンで登場することの多い印象があるのではないでしょうか。

お酒の苦手な人でも、「スパークリングワインを飲めるようになりたい」と思われている方もいらっしゃることでしょう。

そんな方にオススメなのが、甘口のスパークリングワインです。

低アルコールで飲みやすい甘口のスパークリングワインは、女性にも親しみやすいのでプレゼントとしても喜ばれること間違いなしです。

今回は女性に大人気のおすすめ甘口のスパークリングワイン6本をご紹介していきたいと思います。

シャンパーニュとスパークリングワインの違い

先ず始めに、「シャンパーニュ」と「スパークリングワイン」の違いはご存知でしょうか?

両方とも発泡性のワインのことですが、前者はシャンパーニュ地方の特定地域で決められた品種(代表品種としては、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ)のみを用いて作られたスパークングワインのことです。

また、スパークリングワインにはいくつかの製法がありますが、シャンパーニュは瓶内二次発酵方式のみです。

これらの限定された地域、品種、製法、熟成期間などの条件をクリアしたものだけが「シャンパーニュ」と名乗ることができる、とフランスのワイン法で定められています。

スパークリングワインの中でもシャンパーニュは特別なワインと言えますね。

各国のスーパークリングワインの呼称

発泡性ワインの名称は、国によって異なります。

  • フランス:ヴァン・ムスー、クレマン
  • ドイツ:シャウムヴァイン、ゼクト
  • イタリア:スプマンデ
  • スペイン:エスプモーソ

さらに、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式で作られているスパークリングワインを、スペインではカヴァと呼んでいます。

クレマンやカヴァはシャンパーニュ地方で作られていないので「シャンパーニュ」とは名乗れません。

しかし、シャンパーニュと同じ醸造方法で作られているので、シャンパーニュよりも安い価格でクオリティの高い名品が多いのです。

ご予算に応じて、シャンパーニュやカヴァを飲み分けて楽しむのもおすすめです。

甘口のスパークリングワインが飲みやすい理由

甘口のスパークリングワインが飲みやすい理由の一つに、度数が低めなことがあります。

ワインは、ブドウの持つ糖分をアルコール分に変えて造られていて、これをアルール発酵と呼びます。

甘口ということは、早めにアルコール発酵を終え糖分が多く残っている状態なので、アルコール度が低くなります。

そのように造られたワインは優しい炭酸と天然の甘さの飲みやすいワインに仕上がるので、食前酒などに最適です。

口の中を爽やかに潤し、穏やかに胃を活性化させ、これからいただくお食事をより美味しくしてくれます。

甘口のスパークリングワインの見分け方

スパークリングワインの甘さ・辛さを現す言葉はいくつかあります。

よく聞くのは「Brut」という言葉かも知れませんね。

「Brut」は辛口のことですが、基準となる甘辛度と考えていただくと分かりやすいです。

最も甘口は「Doux」甘口は「Demi-Sec」などと描かれています。

ワインを選ぶときには、以下の表記を参考にしてみてください。

  • Brut Nature(ブリュット・ナチュール)/Pas Dose(パ・ドゼ)/Dosage Zero(ドサージュ・ゼロ):超辛口
  • Extra Brut(エキストラブリュット):極辛口
  • Brut(ブリュット):辛口
  • Extra Dry(エキストラドライ):やや辛口
  • Sec(セック):やや甘口
  • Demi-Sec(ドゥミセック):甘口
  • Doux(ドゥ):極甘口

甘口のスパークリングワインの種類

アスティ・スプマンテ

アスティは、イタリアの北部 ピエモンテ州で造られるスパークリングワインです。

イタリアでは乾杯の定番ですが、日本においても、アルコール控えめで甘口で飲みやすく、その上、価格もリーズナブルなので若い方を中心に人気を博しています。

マスカットの一種であるモスカート・ビアンコ100%で造られ、爽やかな花の香りとフルーティーでアロマティックな味わいが特徴です。

アスティには、スパークリングワインの「アスティ・スプマンテ」、微発泡ワインの「モスカート・ダスティ」、非発泡ワイン(スティルワイン)の「ヴェンデンミア・タルディーヴァ」という種類がありますが、多くは「アスティ・スプマンテ」です。

製造方法はタンクで二次発酵を行うシャルマ方式が一般的ですが、一部、シャンパーニュと同じ、瓶内二次発酵製法で造られるものもあります。

モスカート・ダスティ

モスカート・ダスティは、アスティと同じモスカート・ビアンコ100%で造られる微発泡ワインです。

アルコール度数に関しても、アスティ・スプマンテは6~9.5%、モスカート・ダスティは4.5~6.5%と、より低アルコールです。

アルコール度数が5%になった段階でアルコール発酵を止めているため、アルコール分解されなかった糖分がワインの中に残り、アルコール控えめで甘みを強く感じるワインに仕上がっています。

炭酸が苦手な方やアルコールが苦手な方は、先ずはこちらから試してみるのがおすすめです。

柔らかな泡で、香りが高くフレッシュで豊かな果実味が楽しめますよ。

ランブルスコ

ランブルスコは、イタリア北部エミリア・ロマーニャ州とロンバルディア州南東部で主に造られている、赤のスパークリングワインです。

見た目はしっかりした色合いですが、炭酸が含まれているため飲みやすく、価格的にもリーズナブルなので、ホームパーティーなどでも使いやすいワインです。

また、ほとんどのランブルスコはアルコール度数10%程度と低アルコールなので、女性やお酒の弱い方にもおすすめです。

ランブルスコといえば甘口の印象が強いですが、実は甘口から辛口まで幅広くあります。

「買ってみたら辛口だった…」とならないように、ランブルスコの甘辛度の表記を以下に記したので参考にしてみてください。

  • Secco(セッコ):辛口
  • Semi Secco(セミ・セッコ):半辛口~やや甘口
  • Abboccate(アッポカート):半辛口~やや甘口
  • Amabile(アマービレ):半甘口
  • Dolce(ドルチェ):甘口

ブルーベリーやカシスのようなタンニンを感じることのできるスパークリングワインです。

おすすめの甘口スパークリングワイン6本をご紹介

編集部編集部

ここからはおすすめの甘口スパークリングワイン&シャンパンをご紹介します。

モエ・エ・シャンドン ネクターアンペリアル

世界で最も愛されていると称されるモエ・エ・シャンドン

270年以上の歴史を誇るシャンパーニュ地方のメゾンです。その中でもネクターは、最も大胆で、意外性に満ちています。

ネクター(桃)という名前の通り、トロピカルでフルーティー、リッチで濃厚な味わいです。

クリーミーなソースを使った魚、鶏肉料理や和食中華、トロピカルフルーツやナッツ、ドライフルーツとよく合います。

  • 原産国:フランス
  • 産地:シャンパーニュ地方
  • 品種:ピノノワール・ムニエ・シャルドネ
  • タイプ:発泡性
  • 生産者:モエ・エ・シャンドン
  • 味わい:甘口☆★☆☆☆辛口
  • 容量:750ml
  • 参考価格:5,500~6,500円

ヴーヴクリコ ホワイトラベル・ドゥミ・セック

2世紀以上の歴史を誇り、シャンパーニュ地方で今もなおラ・グランダム(偉大な女性)と呼ばれるマダム・クリコ。

彼女の「品質はただひとつ、最高級だけ」という信念は今も受け継がれています。

そんなヴーヴクリコのホワイトラベルは、シャルドネの存在感を高くすることで半甘口のシャンパーニュに仕上がっています。

フルーツのアロマと爽やかな甘みのあるホワイトラベルはデザートや柑橘系果実、ドライフルーツとよく合います。

  • 原産国:フランス
  • 産地:シャンパーニュ地方
  • 品種:ピノノワール・ムニエ・シャルドネ
  • タイプ:発泡性
  • 生産者:ヴーヴ・クリコ
  • 味わい:甘口★☆☆☆☆辛口
  • 容量:750ml
  • 参考価格:5,500~6.500円

ローランペリエ・ドミ・セック

現在は辛口のシャンパンが主流ですが、18世紀の王侯貴族が好んで飲んだシャンパンは甘口のものでした。

その時代の味わいのなごりを感じさせるのが「ローランペリエドミセック」です。

ドライフルーツやヘーゼルナッツのアロマに蜂蜜を思わせる味わいが広がり芳醇でリッチです。

デザートとの相性は抜群で、タルトタタンなどの焼き菓子とよく合います。エスニック料理などの風味豊かな料理ともよく合います。

  • 原産国:フランス
  • 産地:シャンパーニュ地方
  • 品種:シャルドネ・ピノノワール・ピノ・ムニエ
  • タイプ:発泡性
  • 生産者:ローランペリエ
  • 味わい:甘口★☆☆☆☆辛口
  • 容量:750ml
  • 参考価格:6000円~7000円

フレシネ カルタネバタ

フレシネはスパークリングワイン販売数で世界トップを記録するなど、スペインを代表するカヴァのワイナリーです。

「カルタネバタ」は雪の手紙という意味で、口当たりの良いやや甘口で、ピーチを思わせる優しい甘さとフルーティーな味わいが楽しめます。

フルーツやチョレート、魚料理やチーズと好相性です。

  • 原産国:スペイン
  • 産地:カタルーニャ州
  • 品種:サレーロ(チャレロ)、マカベオ、パレリャーダ
  • タイプ:発泡性
  • 生産者:フレシネ
  • 味わい:甘口☆★☆☆☆辛口
  • 容量:750ml
  • 参考価格:1,000~2000円

ガンチア・アスティ・スプマンテ

ガンチアは1850年にイタリアに設立、1865年にイタリアで初めてスパークリングワインを製造しました。

アスティ・スプマンテと呼ばれるスパークリングワインは瞬く間にイタリア全土で人気を博し、今では世界的に有名なスパークリングワインとなっています。

ふくよかなマスカットの香りに甘く爽やかな口当たりで、魚介料理やパスタ料理など色々な食材とよく合います。

  • 原産国:イタリア
  • 産地:ピエモンテ州
  • 格付け:DOCGアスティスプマンテ
  • 品種:モスカート・ビアンコ
  • タイプ:発泡性
  • 生産者:ガンチア
  • 味わい:甘口★☆☆☆☆辛口
  • 容量:750ml
  • 参考価格:1,000~2,000円

マルティーニ・アスティ

1847年にアレッサンドロマルティーニがピエモンテ州に小さなワイン工場を設立し、評判を得るようになり1871年には最初の輸出を開始しました。

「マルティーニ・アスティ・スプマンテ」は国際的な販売でアスティ・スプマンテのトップブランドとして欧米諸国でシェアNo1を誇り、その品質は高く評価されています。

モスカート・ビアンコ種100%で作られるアスティは、フルーティーで爽やかな味わいとマスカットの豊かな香りを感じます。

甘めのデザートと合わせやすいです。

 

まとめ

今回は甘口のシャンパンとスパークリングワインをご紹介しました。

スパークリングワインはシュワシュワとして見た目も華やかで、思わず楽しい気持ちになりますよね。

リーズナブルで秀逸なスパークリングワインも多くあるので、普段の食事で気軽に楽しみたいですね。

辛口が苦手という方は、是非甘口のスパークリングワインを試してみてはいかがでしょうか?