アップルワインとは?シードルとの違いやおすすめ7本をご紹介
外山ゆみ子外山ゆみ子

今回はアップルワインのおすすめ7本をご紹介します。フランスのシードルや、イギリスのサイダーなど、りんごのワインを見てみましょう。

ワインはぶどうだけから造られるわけではありません。実はりんごからもワインを造ることができます。

今回は、アップルワインの特徴や産地について解説し、おすすめのアップルワインを紹介したいと思います。

アップルワインの特徴や製造方法

日本ではりんごのワインと言えばフランスのシードルが有名ですが、他にもいろいろな種類のワインがあります。

その特徴や製造方法を見ていきましょう。

アップルワインのアルコール度数は低め

アップルワインはぶどうのワインほどアルコール度数が高くありません
ぶどうのワインはアルコール度数が12~13パーセントですが、りんごのワインは高くても9パーセント程度です。あまりお酒が強くない方やワインが苦手な方でも飲みやすいお酒です。

製造方法はぶどうのワインとほぼ同じ

アップルワインは、ぶどうのワインとほぼ同じ製法で造られます。

辛口から甘口まで色々な種類があり、そして、発泡しているものもあれば、発泡していないものもあります。いずれにしてもさわやかな味わいなことが特徴です。

また、アップルはポリフェノール、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富なため、世界的な健康志向により大人気のワインになりつつあります。

アップルワインの主な産地

フランス

まずワイン大国のフランス。フランスではりんごのワインは「シードル」と呼ばれます。
シードルはぶどう栽培の北限よりさらに北のブルターニュ地方やノルマンディー地方で造られています。
フランスのシードルは甘口から辛口まであります。

イギリス

イギリスではりんごのワインは「サイダー」と呼ばれ、パブやピクニックなどでビールと並んで気軽に楽しまれています。

サイダーは甘口から辛口まであり、実は英国は世界最大のりんごのワインのマーケットで、イギリスで栽培されるりんごの約5割がサイダーの生産に使われています。
サイダーは主にイギリス南西部で造られています。

スペイン

スペインではりんごのワインは「シドラ」と呼ばれています。スペイン北部のアストリアス地方やバスク地方などで造られており、スペインのシドラは酸がきいていて辛口が多いです。
スペインには「シデリア」というシドラ専門のバーもあります。

日本

日本のりんごのワインは、フランスのシードルをお手本にして、シードルと呼ばれます。長野県、青森県、北海道などで造られています。
甘口から辛口まであり、発泡しているものが多いです。

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ここからはアップルワインのおすすめ7本をご紹介します。それぞれの味わいや、併せて食べたいお料理なども参考にしてみてください。

アップルワインおすすめ7選

マヤドール・シードラ

マヤドール シードラ 250ml

マヤドール シードラ 250ml

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伝統的な製法で造られるスペインのやや甘口シドラです。ろ過をせず、添加物も加えていません。
ほのかに酵母の風味が感じられ、アルコールは4パーセントです。
スペイン産のマンチェゴなどのチーズと合わせるとおいしいです。

  • 原産国:スペイン
  • 産地:アストリアス
  • 生産者:マニェル・ブスト・アマンディ
  • 味わい:甘口☆☆★☆☆辛口
  • ボディ:ライトボディ
  • 容量:250ml
  • 参考価格:259~260円

ヒルズ・サイダー アップル シードル

ヒルズ・サイダー

ヒルズ・サイダー

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オーストラリアの家族経営のりんご農家の造る、少量生産の商品です。収穫は丁寧に手摘みです。

やや辛口ですが、新鮮なりんごをかじったような果実味が感じられます。

スパイシーなアジア料理などと相性が良いです。

  • 原産国:オーストラリア
  • 産地:サウス・オーストラリア
  • 生産者:ザ・ヒルズ・サイダー・カンパニー
  • 味わい:甘口☆☆☆★☆辛口
  • ボディ:ライトボディ
  • 容量:330ml
  • 参考価格:410~550円

ロッチデール・サイダー トラディショナル・アップル

ロッチデール・サイダー

ロッチデール・サイダー

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ニュージーランドでもっとも長い歴史を持つサイダーのブランドです。伝統的なレシピは70年以上守られ続けています。国内外での受賞歴も多数です。アルコールは4.5パーセント

りんごの果実味、蜜のような風味、酸味が感じられます。

カニを使った料理などとよく合います。

  • 原産国:ニュージーランド
  • 産地:ネルソン・ホークスベイ
  • 生産者:ロッチデール
  • 味わい:甘口☆☆☆★☆辛口
  • ボディ:ライトボディ
  • 容量:330ml
  • 参考価格:432~440円

SHEPPY’S サイダー ヴィンテージリザーブ

シェッピーズはイギリスで200年以上の歴史を誇る醸造所。
このサイダーは自社農園で栽培したりんごのみで造られます。

アルコールは7.4%、フルーティーでほどよい酸と渋みが感じられる微発泡スパークリングワインです。樽熟成によるリッチな味わいも感じられます。

  • 原産国:イギリス
  • 産地:イギリス
  • 生産者:SHEPPY’S
  • 味わい:甘口☆☆★☆☆辛口
  • ボディ:フルボディ
  • 容量:500ml
  • 参考価格:1,053円

ドメーヌ・ド・コックレル シードル・ド・ノルマンディ ドゥー

シードル・ドゥ ドメーヌ・ド・コックレル

シードル・ドゥ ドメーヌ・ド・コックレル

1,947円(11/22 20:17時点)
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ドメーヌ・ド・コックレルはりんごのお酒の造り手としてフランス大統領から5回もグランプリを受賞しています。

こちらはアルコール2.5パーセントで甘口のシードルです。ノルマンディー風に、ガレットと一緒にお楽しみください。

  • 原産国:フランス
  • 産地:ノルマンディー
  • 生産者:ドメーヌ・ド・コックレル
  • 味わい:甘口★☆☆☆☆辛口
  • ボディ:ライトボディ
  • 容量:750ml
  • 参考価格:1,112円

Kimori シードルドライ

Kimoriのシードルはもともと2008年に雹の被害に遭ったりんごを捨てることなく生かしたいという思いからスタートしました。

このシードルは青森県産のサンふじを主に使用しています。アルコールは6パーセント。過度のろ過をおこなわないため、底にオリがたまり、りんごの風味が楽しめます

この辛口タイプはローストポークなどの肉料理とも、カルパッチョなどの魚料理とも合わせられます。

  • 原産国:日本
  • 産地:青森県
  • 生産者:弘前シードル工房Kimori
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:ライトボディ
  • 容量:750ml
  • 参考価格:1,566~1,680円

飯綱シードル

このシードルは、イギリス生まれのブラムリーというりんごと、日本のふじをブレンドして、シャンパンと同じ製法で造った甘口スパークリングワインです。アルコール度は6パーセントジャパンシードルアワードではグッドテイスティング賞を受賞しました。

ブリーチーズやチョコレートなどと合わせるとおいしいです。

  • 原産国:日本
  • 産地:長野県
  • 生産者:サンクゼール
  • 味わい:甘口★☆☆☆☆辛口
  • ボディ:ライトボディ
  • 容量:750ml
  • 参考価格:1,749円

まとめ

りんごのワインはポリフェノールやビタミンが豊富で低アルコール。ぶどうのワインもいいですが、たまには気分転換にりんごのワインはいかがでしょうか。

この記事を参考に、ぜひお好みのりんごのワインをお選びください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。