夏になると、パスタも冷製で作られる方も多いのではないでしょうか?
暑くて食欲のないときも、冷製パスタであれば喉越しがよくて食べやすいですよね。しかも、さまざまな栄養素が摂れるので、夏バテ予防にも効果的です。
そこで、この記事では4種類の冷製パスタの簡単なレシピとともに、それぞれの具材や味付けに合ったおすすめワインを7つ紹介していきます。
是非、ご参考にしてください。
目次
【家飲みにおすすめ】
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「トマトとバジルとモッツァレラの冷製パスタ」に合うワイン
≪出典:オリーブノート≫
ゆでて冷やしたパスタにオリーブオイルと塩、コショウをからめ、一口大に切ったトマトとモッツァレラチーズ、バジルをのせて完成です。
彩りもよく、バジルの香りから食欲がそそられます。
なお、パスタにオリーブオイルと塩、コショウをからめる代わりに、ジェノヴェーゼソースをからめてもOK。特に相性の良いワインは次の2つです。
ブランコット・エステート クラシック ソーヴィニヨン・ブラン
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの銘醸地、マールボロのソーヴィニヨン・ブランのワインです。
生産者はブランコット・エステートです。マールボロのポテンシャルをいち早く見抜き、初めてマールボロのソーヴィニヨン・ブランのワインを世に出したパイオニア的存在のワイナリーです。
ソーヴィニヨン・ブランの特徴とも言えるハーブの香りが豊かで、バジルの香りと調和します。
凝縮された果実味とミネラル感、いきいきとした酸味のバランスの良い味わいが、トマトのほど良い甘みや酸味とマッチし、素晴らしい相乗効果を発揮してくれるでしょう。
- 原産国:ニュージーランド
- 産地:マールボロ
- 品種:ソーヴィニヨン・ブラン
- タイプ:白ワイン
- 生産者:ブランコット・エステート
- 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
- ボディ:ミディアムボディ
- 容量:750mL
- 参考価格:1,800~2,500円
ゾーニン プロセッコ
イタリア最大のスパークリングワインメーカー、「ゾーニン」が手掛ける辛口のスパークリングワインです。
「プロセッコ」とは、イタリアのヴェネト州で主にグレラという品種から、タンク内で二次発酵させるシャルマ方式という製法で造られるスパークリングワインのこと。
柑橘類やリンゴのような香りに、わずかなナッツの香り、フレッシュな果実味と爽やかな酸味が特徴的で、「トマトとバジルとモッツアレラの冷製パスタ」のフレッシュで爽やかなテイストに寄り添ってくれます。
まさに夏にピッタリな、爽快感あふれるペアリングと言えるでしょう。
- 原産国:イタリア
- 産地:ヴェネト州
- 品種:グレラ
- タイプ:スパークリングワイン
- 生産者:ゾーニン
- 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
- ボディ:ミディアムボディ
- 容量:750mL
- 参考価格:1,200円~1,800円
「大根おろしとツナの和風冷製パスタ」に合うワイン
≪出典:キューピー≫
ゆでて冷やしたパスタにめんつゆをからめ、ツナと大根おろし、お好みで刻みのりやねぎ、大葉などをのせて完成です。
家にある材料で手軽に作れるだけでなく、栄養たっぷりでヘルシーなのも魅力的ですね。
どんなワインが合うか見ていきましょう。
シャトー酒折ワイナリー 甲州 ドライ
2016年の伊勢志摩サミットで提供されたことで注目を集めた、山梨県産の日本ワインです。
生産者のシャトー酒折ワイナリーは、1991年に山梨県甲府市に創業し、世界のワインメーカーとワインの製造技術に関する情報交換をおこないながら、「世界に通じる日本のワイン」を造り続けています。
ブドウ品種は日本固有の品種である甲州。和柑橘や白い花のような香りに、みずみずしい果実味ときりっとした酸味が特徴的です。
バランスのよい味わいで、主張が強すぎないため、和の調味料であるめんつゆとも相性抜群です。
また、甲州特有のほろ苦い余韻が、大根おろしのほろ苦さと絶妙にマッチします。
- 原産国:日本
- 産地:山梨県
- 品種:甲州
- タイプ:白ワイン
- 生産者:シャトー酒折
- 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
- ボディ:ミディアムボディ
- 容量:750mL
- 参考価格:1,200円~1,800円
ギィ・サジェ ミュスカデ・ド・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー
フランスのロワール地方でミュスカデという品種のブドウから造られる白ワインです。
生産者はロワール地方屈指の生産者に挙げられるギィ・サジェ。クラシックでありながら、カジュアルで分かりやすいワインを造る生産者です。
白桃や梨、白い花のような香りに、軽めのフレッシュな味わいが特徴的。
また、澱とともに熟成させるシュール・リー製法が採用されており、澱から抽出されたアミノ酸などに由来する旨味が豊かに感じられるため、旨味の豊かなめんつゆとは抜群の相性です。
さらに、個性や主張が強すぎないため、和風の味付けや和の素材ともよく合います。
- 原産国:フランス
- 産地:ロワール地方
- 格付け:A.O.C.ミュスカデ・ド・セーブル・エ・メーヌ
- 品種:ミュスカデ
- タイプ:白ワイン
- 生産者:ギィ・サジェ
- 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
- ボディ:ミディアムボディ
- 容量:750mL
- 参考価格:1,300円~2,000円
「生ハムとアボカドの冷製パスタ」に合うワイン
≪出典:フィアデルフィアWebサイト≫
ゆでて冷やしたパスタにオリーブオイルとマヨネーズ、塩、胡椒、レモン果汁少々をからめ、角切りにしたアボカドと食べやすい大きさに切った生ハムをのせて完成です。
見た目もおしゃれで、本格的な味わいに仕上がるため、ちょっとおしゃれなディナーや女子会でも活躍してくれるメニューと言えるでしょう。
では、このパスタには、どんなワインが合うのでしょうか。
ミラヴァル ロゼ
人気ハリウッドスター、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫妻がフランスのプロヴァンス地方に所有するワイナリーのロゼワインです。
ワイン造りをおこなうのは南仏有数の造り手、ペラン・ファミリー。オーガニック栽培とテロワールを最大限に生かすことを哲学とする造り手です。
ブドウ品種はサンソーやグルナッシュなど、この地方ならではの品種が使用されています。
淡いピンク色の色調に、ラズベリーや白桃、白い花などの香り、凝縮感のある果実味とほどよい酸味、ミネラルを感じる上品な余韻が特徴的で、「生ハムとアボカドの冷製パスタ」のほどよいコクと塩気に絶妙にマッチします。
見た目も華やかになるので、女子会やホームパーティーにもおすすめのペアリングです。
- 原産国:フランス
- 産地:プロヴァンス地方
- 格付け:A.O.C. コート・ド・プロヴァンス
- 品種: サンソー、グルナッシュ、シラー、ロール
- タイプ:ロゼワイン
- 生産者:ミラヴァル (ジョリー・ピット&ペラン)
- 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
- ボディ:ミディアムボディ
- 容量:750mL
- 参考価格:3,000円~3,800円
アーサー・メッツ ゲヴェルツトラミネール
フランスのアルザス地方でゲヴェルツトラミネールという品種のブドウから造られる、やや甘口の白ワインです。
生産者はアーサー・メッツ。100年以上もの歴史のあるアルザスの名門生産者です。
ライチや洋ナシのコンポート、バラのような華やかな香りに、完熟した果実のような味わいが特徴的で、その心地よい甘みが「生ハムとアボカドの冷製パスタ」が持つ、アボカドのクリーミーさや生ハムの塩気を一層引き立ててくれます。
塩気のある料理に甘みのあるワインを合わせて補完関係を築かせるという、上級テクを駆使したペアリングと言えるでしょう。
- 原産国:フランス
- 産地:アルザス地方
- 格付け:A.O.C.アルザス
- 品種:ゲヴェルツトラミネール
- タイプ:白ワイン
- 生産者:アーサー・メッツ
- 味わい:甘口☆☆☆★☆辛口
- ボディ:ミディアムボディ
- 容量:750mL
- 参考価格:2,100円~2,700円
「シーフードとトマトの冷製パスタ」に合うワイン
≪出典:シェフごはん≫
ゆでて冷やしたパスタにオリーブオイルと塩、胡椒をからめ、一口大にカットしたトマトとお好みのシーフードを載せて完成です。
冷凍シーフードミックスを使う場合は、一度ゆでてからよく水分を切っておくことがポイントです。
お好みで、ほんの少しバルサミコ酢を加えてもいいでしょう。
相性の良いワインは次の通りです。
ジーニ ソアヴェ・クラシコ
イタリアのヴェネト州で造られる、日本でも人気の高いソアヴェ・クラシコのワインです。
生産者はジーニ。ソアヴェの老舗で「3大ソアヴェ」にも数えられる生産者で、伝統を重んじたワイン造りをおこなっています。
熟した黄色い果実、白い花などの香りに、まろやかでふくよかな果実味、ほどよい酸味とミネラル感のバランスのよい味わいで、海のミネラルをたっぷりと感じられるシーフードや、ほどよい酸味のトマトと抜群の相性です。
実際、アドリア海に面したヴェネト州では、ソアヴェのワインに地元の海産物を使った料理を合わせるのが定番となっています。
そのため、自宅にいながらイタリアにいる気分が満喫できるのではないでしょうか。
- 原産国:イタリア
- 産地:ヴェネト地方
- 格付け:D.O.C.
- 品種:ガルガネガ
- タイプ:白ワイン
- 生産者:ジーニ
- 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
- ボディ:ミディアムボディ
- 容量:750mL
- 参考価格:2,200円~2,900円
まとめ
冷製パスタに合うワインをパスタの具材や味付け別に7つご紹介しました。
どれも暑い夏にはピッタリのペアリングです。これからの季節に、ぜひご自宅で試されてみてはいかがでしょうか?