クボイツヨシクボイツヨシ

人気急上昇中のニュージーランド産おすすめワインをご紹介します。今回は辛口の白ワインを7本厳選しました。

世界的に高評価で人気急上昇の『南半球の産地』ニュージランドワイン。

ニュージーランドといえば白ワインの『ソーヴィニョン・ブラン』や赤ワインの『ピノ・ノワール』で一躍有名となりました。

ヨーロッパのワイン産地に比べると歴史は浅いですが『栽培・醸造』の技術も急成長を遂げ、今では素晴らしいワインが数多く造られています。

特にソーヴィニョン・ブランは『世界標準』ともいわれ、今では様々な生産国の『お手本』にもなっています。
 

近年では『シャルドネ』の評価も高くなってきており、2015年にはニュジーランド最高峰とも言われる『クメウ・リヴァー』のシャルドネが『ブルゴーニュ』の超一流トップ生産者との『テイスティング対決』に勝利して世界中を驚かせました。

また現在では『有機農法』の取り組みや『コルク臭』が原因による品質劣化を防ぐための『スクリューキャップ』導入など様々な進化を遂げています。

 

今回はニューワールドながら『世界の銘醸ワイン』とも肩を並べ、今や基準にもなりつつある『ニュージランドワイン』の中から厳選おすすめ辛口白ワイン7選を『価格帯と品種別』に紹介します。

【ニュージランドの主な産地】

※ニュージーランドは北島と南島に分かれており、10ヶ所の産地があります。ここで主な産地を紹介。

(北島)

  • オークランド:ニュージランドワイン発祥の地。
  • ホークス・ベイ:マールボロに次ぐ第2のワイン産地。
  • ワイララパ:首都ウェリントン北東にあるピノ・ノワールの赤が大半の産地。

(南島)

  • マールボロ:ニュージランドワインのブームとなった最大の産地。ソーヴィニョン・ブランが有名。
  • カンタベリー:都市クライストチャーチのある産地。シャルドネ、ピノ・ノワール、リースリングなど
  • セントラル・オタゴ:上質なピノ・ノワールで有名な産地。上質な白ワインもあります。

厳選おすすめ辛口白ワイン7選

ホームクリーク・マールボロ・ピノグリ

1982年に南島『マールボロ地区』に設立された家族経営のワイナリ-『サザン・バンダリー』が造る辛口白ワインです。

マールボロ地区の標高33mにある畑で『ピノ・グリ』により造られています。

『*サステーナブル農法』といわれる有機農法を取り入れた、程よい酸のある果実味と厚みあるボディの辛口タイプです。

ハーブチキンのサラダなどによく合います。

※*サステーナブル農法=環境保全型ワイン生産。健全な土壌の保全の為、化学薬品類を減らすなど他に取り組む農法。オーガニックなどの認証は現在ない。

  • 原産国:ニュージーランド
  • 産地:マールボロ地区
  • 品種:ピノ・グリ
  • 生産者:サザン・バンダリー
  • 味わい:甘口☆☆☆★☆辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 備考:スクリューキャップ
  • 参考価格:1,500円~1,800円

セラー・セレクション・ソーヴィニヨン・ブラン

北島『ホークス・ベイ地区』にある『シレーニ・エステート』が造る辛口白ワインです。

ニュージランドで2番目に大きい産地で、昼夜の寒暖差が大きく、上質なソーヴィニョン・ブランから優しい果実味のクリーンな味わいの辛口ワインとなっています。

和食全般との相性がよく刺身や野菜の煮物などによく合います。

  • 原産国:ニュージーランド
  • 産地:ホークス・ベイ地区
  • 品種:ソーヴィニヨン・ブラン
  • 生産者:シレーニ・エステート
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 備考:スクリューキャップ
  • 参考価格:1,800円~2,000円

ティンポット・ハット・マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン

2006年に女性醸造家『フィオナ・ターナ』が立ち上げた『ティンポット・ハット・ワインズ』で造られる辛口白ワインです。

『ソーヴィニョン・ブラン』の産地として名を馳せた『マールボロ地区』で『*サステーナブル農法』によるハイクオリティな1本です。

ソーヴィニョン特有の『柑橘系』や『ハーブ』の香りにトロピカルな果実味が溶け込んでいます。

海老など甲殻類など魚介系のシンプルなグリル(塩焼き)によく合います。

  • 原産国:ニュージーランド
  • 産地:マールボロ地区
  • 品種:ソーヴィニヨン・ブラン
  • 生産者:ティンポット・ハット・ワインズ
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 備考:スクリューキャップ
  • 参考価格:2,300円~2,500円

ドッグ・ポイント・ヴィンヤード・ソーヴィニヨン・ブラン

マールボロ地区の有名銘柄『クラウディ・ベイ』の醸造責任者が新たに立ち上げたワイナリー『ドッグ・ポイント・ヴィンヤード』が造る辛口白ワインです。

この地区特有の爽やかなソーヴィニョン・ブランの果実味と余韻に残る『ビター』な風味が特徴のバランス良い辛口タイプです。

ビターな味わいが、焼き魚などの香ばしい味わいによく合います。

  • 原産国:ニュージーランド
  • 産地:マールボロ地区
  • 品種:ソーヴィニヨン・ブラン
  • 生産者:ドッグ・ポイント・ヴィンヤード
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 備考:スクリューキャップ
  • 参考価格:2,500円~3,000円

コヤマ・タソック・テラス・ヴィンヤード・ドライ・リースリング

南島『カンタベリー地区』北部『ワイパラ・ヴァレー』という地域の辛口白ワインです。

日本人醸造家の『小山竜宇さん』が2009年に設立した『コヤマ・ワインズ』で造られています。

シャンパーニュ地方原産の培養酵母による発酵を行う『リースリング』から造られる味わいは『シトラス系』にミネラル感が溶け込んだ、結構『ドライ』な辛口タイプです。

魚介系全般や和の珍味(塩辛やからすみなど)によく合います。

  • 原産国:ニュージーランド
  • 産地:カンタベリー地区(ワイパラ・ヴァレー)
  • 品種:リースリング
  • 生産者:コヤマ・ワインズ
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:ミディアムフルボディ
  • 備考:スクリューキャップ
  • 参考価格:3,500円~4,000円

クメウ・リヴァー・エステート・シャルドネ

ニュージランドNo1、今世界で最も注目されているといっても過言ではない、北島『オークランド地区』の生産者『クメウ・リヴァー』が造るブルゴーニュスタイルの辛口白ワインです。

手摘みで収穫した『シルドネ』を野生酵母にて発酵させます。

『フレンチオーク(フランス産の樽)』を使用するため『ブルゴーニュ』の上級ワインを思わせる『蜜のような果実味』と『ナッツのような香ばしさ』を感じる『リッチ』な辛口タイプとなっています。

魚介、肉問わず、バターや上質な脂のある濃厚な料理(ムニエルや中国料理など)によく合います。

※過去に行われたテイスティング対決で、ブルゴーニュのトップ生産者ワイン(ムルソー、ピュリニーモンラッシェ他)を抑え、世界のトップ『シャルドネ』として評価された生産者です。

  • 原産国:ニュージーランド
  • 産地:オークランド地区
  • 品種:シャルドネ
  • 生産者:クメウ・リヴァー
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:フルボディ
  • 備考:スクリューキャップ
  • 参考価格:3,800円~4,500円

ドメーヌ・レワ セントラルオタゴ シャルドネ

南島『セントラル・オタゴ』で有機農法『ビオディナミ』を取り入れる生産者『ドメーヌ・レワ』が造るブルゴーニュスタイルの辛口白ワインです。

2013年より『ビオディナミ』。野生酵母で発酵させる『シャルドネ』に『フレンチオーク(フランス産の樽)』使用しています。

熟した白桃やメロンのような甘やかな香りとパンのような香ばしい風味のある複雑で上品な辛口タイプです。

  •  原産国:ニュージーランド
  • 産地:セントラル・オタゴ地区
  • 品種:シャルドネ
  • 生産者:ドメーヌ・レワ
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:フルボディ
  • 備考:スクリューキャップ
  • 参考価格:4,800円~5,400円

まとめ

ニューワールドといわれる『ニュージーランドワイン』ですが、その評価も人気も現在急上昇しています。

栽培・醸造の向上により、フランスをはじめとする『世界の銘醸地』にも匹敵するワインも数多く生産されています。

品質保持のためにも様々な進化を遂げており、例えば『スクリューキャップ=安いワイン』と思われがちですが、『ブショネ』などコルク臭の問題を防ぐための『最新の技術』でもあります。

今後、世界のワインの中心になるであろうニュージランドワイン。

まだ飲まれた事のない方は、是非一度お試しください!

JSA(社団法人日本ソムリエ協会)認定シニアソムリエNo1109。ワインコーディネーター、ワインライター
旧アカデミー・デュ・ヴァン東京校にてワインを学び、株式会社セブンシーズ・インターナショナル(旧レストラン・ロアラ・ブッシュ)でワイン業務に従事。後に九州へ帰郷、2005年にJSA(社団法人日本ソムリエ協会)認定シニアソムリエ資格を取得。現在は酒販会社のワインアドバイザー兼、飲食店様へのワインコーディネイト、ワイン関連サイト各種への執筆やワイナリーを訪問してのトラベルライターとしても活動中。