ドイツワイン入門におすすめ!ラインヘッセンのおすすめワイン5選【特徴やブドウ品種も解説】

「ドイツワインを試してみたいけど、何を選んだらいいかわからない…」という方も多いのではないでしょうか?
そのような方は、まずはドイツワインのおよそ3分の1を生み出すラインヘッセンのワインから試してみるのがおすすめです。
この記事では、そんなラインヘッセンのワインの特徴、ブドウ品種、産地の解説を交えながら、おすすめのワインを5本紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ラインヘッセンとは

ドイツには13の「特定ワイン生産地域(ベシュテムテス・アンバウゲビート)」と呼ばれるワインの生産地域があります。ラインヘッセンもその生産地域のひとつで、なおかつドイツ最大のワイン生産量を誇る生産地域です。
ラインヘッセンはドイツの南西部、マインツを州都とするラインラント=ファルツ州のライン川の蛇行地帯に接する一帯に位置し、その多くは起伏に富んだ丘陵地帯であることから、「千の丘のある地方」とも呼ばれています。

ラインヘッセンの気候風土

ラインヘッセンは年間平均気温が約10℃と、ドイツのなかでは比較的温暖な気候です。また、年間平均降水量は600㎜、年間日照時間は約1,600時間と、ブドウ栽培にとって申し分ない気候条件に恵まれています。
土壌は多様ですが、全域にわたり表土にはレス土が堆積し、下層土と混じりあった土壌です。

ラインヘッセンの西側では火山性の斑岩や赤底統の鉄分を含んだ片岩の割合が増えて、繊細さと透明感のあるワインが生まれます。
一方、東部のライン川沿いの急斜面は、「ローター・ハング(赤土の急斜面)」と呼ばれる本来は地下深くにある赤底統の地層が表土に露出している特殊な土壌です。そこではライン川の輻射熱も手伝い、華やかさを備えたワインが生み出されます。

ラインヘッセンの主なブドウ品種

ラインヘッセンでは、多様な土壌や気候条件の恩恵を受け、多岐にわたるブドウ品種が栽培されています。白ワイン用のブドウ品種が全体の約7割を占めていますが、ドイツの中では比較的赤ワイン用の品種の栽培も盛んです。
以下、具体的に見ていきましょう。

リースリング

ドイツを代表する白ワイン用のブドウ品種で、そのワインは柑橘類やリンゴ、菩提樹の花やハチミツのような香りと、上品な酸味のあるエレガントな味わいが特徴です。また、辛口から甘口まで、あらゆるタイプのワインを生み出すことができます。

ミュラー・トゥルガウ

1882年にスイスでリースリングとマドレーヌ・ロイアルを交配させて生まれた白ワイン用のブドウ品種です。青リンゴやマスカット、柑橘類などの香りに、軽やかでフルーティーな味わいが特徴のワインを生み出します。

ジルヴァーナー(シルヴァーナー)

オーストリア原産の白ワイン用ブドウ品種で、ラインヘッセンをはじめ、ドイツでも多く栽培される品種です。柑橘類やハーブのような繊細な香りに、ミネラル感のあるすっきりとした味わいが特徴のワインを生み出します。

シュペート・ブルグンダー

フランスのブルゴーニュ地方原産の赤ワイン用ブドウ品種で、一般的に「ピノ・ノワール」という名称で親しまれている品種です。赤い果実やバラの花などの香りに、酸味を中心とするエレガントで繊細な味わいが特徴のワインを生み出します。また、熟成させると紅茶やなめし皮などの複雑で華やかな香りが現れるのも特徴です。

ドルンフェルダー

1955年にヘルフェンシュタイナーとヘロルドレーベを交配させて生まれた赤ワイン用のブドウ品種です。色が濃く、ほんのりと甘味と酸味を感じるような果実味のある柔らかな味わいのワインを生み出します。また、ドルンフェルダーからは、辛口から甘口まで、あらゆるタイプのワインが造られます。

おすすめのラインヘッセンのワイン5選

マインツァー・ゴールド・リースリング・ゼクト・ブリュット

ラインヘッセンのおすすめのスパークリングワインがこちら。
生産者はゴールドハンド醸造所。1857 年にワイン醸造所として誕生し、1959年にゼクト(スパークリングワイン)専門の醸造所として生まれ変わりました。
ブドウ品種はリースリングを100%使用。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵という製法で造られており、手間をかけながら丁寧に仕上げられています。
繊細な泡立ちに、華やかな柑橘類や白い花の香り、ボリューム感のある果実味に上質な酸味が調和。商品名にある「ブリュット」は辛口を意味しますが、ブドウに由来するほのかな甘味も感じられます。
幅広い料理と合わせやすいですが、特に和食やエスニック料理と相性抜群です。

  • 原産国:ドイツ
  • 産地:ラインヘッセン
  • 品種:リースリング 100%
  • タイプ:ゼクト(スパークリングワイン)
  • 生産者:ゴールドハンド醸造所
  • 味わい:甘口☆☆☆★☆辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 容量:750mL
  • 参考価格:1,900円~2,500円

ヴァグナー・シュテンペル シルヴァーナー トロッケン グーツヴァイン

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ラインヘッセンのおすすめの辛口白ワインがこちら。
生産者はヴァグナー・シュテンペル。ラインヘッセンのかつての「安ワインの産地」というイメージを払拭させ、銘醸地へと押し上げた優良生産者です。
ブドウは火山性土壌のジーファースハイム村近郊の畑で育ったジルヴァーナーを100%使用。有機農法にも取り組み、オーガニック認証も取得しています。
熟したリンゴや洋ナシ、ハーブなどの香りに、豊かな果実味と爽やかな酸味、豊富なミネラルが調和。ジルヴァーナーの特徴や魅力がよく現れています。
ジャーマンポテトやロールキャベツのほか、寿司やお刺身などとも抜群の相性です。

  • 原産国:ドイツ
  • 産地:ラインヘッセン
  • 格付け:グーツヴァイン
  • 品種:ジルヴァーナー 100%
  • タイプ:白ワイン
  • 生産者:ヴァグナー・シュテンペル
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 容量:750mL
  • 参考価格:2,300円~3,000円

シュテッフェン オッペンハイマー クレーテンブルンネン カビネット

ラインヘッセンのおすすめのほんのり甘口の白ワインがこちら。
生産者はゲブリューダー・シュテッフェン。1794年に創業した、200年以上もの伝統をもつワイナリーです。伝統を守りつつ高い品質のワイン造りを目指しており、コストパフォーマンスの高いワインを造り出すことで知られています。
ブドウ品種はジルヴァーナー主体に、ミュラー・トゥルガウをブレンド。
ラインヘッセンのなかでも優良なワイン産地、オッペンハイム村の「ひき蛙の泉」と名付けられた有名な畑で栽培されたブドウを使用しています。
柑橘系の果物や黄色い花、カモミールを思わせる香りに、豊富なミネラルとほのかな甘味を感じる味わいが特徴的。ワイン初心者の方でも飲みやすい味わいです。
中華料理やエスニック料理など、スパイシーな料理とよく合います。

  • 原産国:ドイツ
  • 産地:ラインヘッセン/ベライヒ・ニアシュタイン オッペンハイム
  • 格付け:プレディカーツヴァイン/カビネット
  • 品種:ジルヴァーナー 80%/ミュラー・トゥルガウ 20%
  • タイプ:白ワイン
  • 生産者:ゲブリューダー・シュテッフェン
  • 味わい:甘口☆★☆☆☆辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 容量:750mL
  • 参考価格:1,200円~1,700円

シュペートブルグンダー・クーベーアー・トロッケン

ラインヘッセンのおすすめの辛口の赤ワインがこちら。
生産者はケスター・ヴォルフ。1684年創業の歴史ある生産者で、「伝統と現代技術の融合」をポリシーにワイン造りをおこなっています。
ブドウ品種はシュペート・ブルグンダー(ピノ・ノワール)を100%使用。熟成は80%をステンレスタンクで、20%を50年使い続けている1,200Lの大樽で10ヶ月おこないます。
プラムやバラなどの香りに、わずかな樽のニュアンス、エレガントな果実味に豊かな酸、ミネラルが調和した味わいが特徴的。
生ハムやサラミなどのおつまみのほか、ローストチキンや照り焼きチキンなどの鶏肉料理とも相性抜群です。

  • 原産国:ドイツ
  • 産地:ラインヘッセン
  • 格付け:Q.b.A.
  • 品種:シュペート・ブルグンダー(ピノ・ノワール) 100%
  • タイプ:赤ワイン
  • 生産者:ケスター・ヴォルフ
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 容量:750mL
  • 参考価格:1,700円~2,200円

ディーンハイマー シュロス クーベーアー

ラインヘッセンのおすすめの甘口ワインがこちら。
生産者はブルガマイスター・ヴェーバー。18世紀から家族経営でワイン造りをおこなう、歴史ある生産者です。こちらのワインはもともと生産者の自家消費用だったワインだったものの、あまりの人気に販売が決定されました。
ブドウ品種はドルンフェルダー。濃いルビーレッドの色調に、ベリー系の果実のアロマ、プラムを思わせる濃厚な果実味と柔らかなタンニンが特徴的です。甘口でありながら上品な味わいで、赤ワインを飲みなれない方にもおすすめです。
デザート類のほか、ブルーチーズなどのクセの強いチーズなどにもよく合います。

  • 原産国:ドイツ
  • 産地:ラインヘッセン
  • 格付け:Q.b.A.
  • 品種:ドルンフェルダー100%
  • タイプ:赤ワイン
  • 生産者:ブルガマイスター・ヴェーバー
  • 味わい:甘口★☆☆☆☆辛口
  • ボディ:フルボディ
  • 容量:750mL
  • 参考価格:1,500円~2,000円

まとめ

ここでご紹介したように、ドイツの一大産地であるラインヘッセンでは、実に多彩なワインが生産されています。また、甘口・辛口を問わず、飲みやすい味わいのワインが多いため、ワインを飲み慣れない方にもおすすめです。
ドイツワイン入門の際には、ぜひこの記事を参考にしていただきながら、お好みに合ったラインヘッセンのワインを試してみてくださいね。