ジンファンデルとは?おすすめ人気ワイン5選【特徴や合う料理をソムリエが解説】
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赤ワイン用ブドウ品種のジンファンデル。この記事ではジンファンデルの特徴、香りや味わいについて、相性の良い料理、おすすめワインをご紹介します。美味しい赤ワインをお探しの方はぜひご覧ください。

ジンファンデルというブドウ品種をご存知でしょうか?

日本国内で主に流通しているジンファンデルのワインは、アルコール度数が高く濃厚な味わいのものが主流です。

ソムリエやワイン好きの間ではよく知られているジンファンデルですが、一般的には認知度が低いのが現状です。今回の記事では、ジンファンデルの品種特徴や料理との合わせ方、価格帯別おすすめワインをご紹介します。

ジンファンデルとは?品種特徴を紹介

ジンファンデルは、クロアチア原産の赤ワイン用ブドウ品種です。

アメリカではジンファンデル、イタリアではプリミティーヴォと呼ばれています。プリミティーヴォとはイタリア語で「一番目の」「最初の」という意味で、プリミティーヴォが早く熟することに由来しています。

またアメリカでつくられる多くのジンファンデルは、「ホワイト・ジンファンデル」と呼ばれるフレッシュでほんのり甘味のあるロゼワインに使われています。

ジンファンデルの香り

ジンファンデルから作られるワインは、一般的にアルコール度数が低めの軽いタイプアルコール度数が高めの濃厚タイプに分かれます。

アルコール度数が低いタイプのワインは、ラズベリーやバラの花びら、黒コショウやバニラ、セージの香りを感じられます。

アルコール度数が高めのタイプは、非常に濃厚なワインで、ブラックベリー、シナモン、キャラメルやチョコレート、ジャムやタバコのスモーキーな香りがします。

ジンファンデルの味わい

味わいは、果実味が非常に強くボリューミーです。タンニンはまろやかで、余韻が比較的長く残るワインが多いのも特徴。

アメリカのジンファンデルと比較するとイタリアのプリミティーヴォは、イタリアワインらしく酸味が非常に強いものが多いです。

ジンファンデルの主な産地

ジンファンデルの2大産地は、アメリカのカリフォルニア州とイタリアのプーリア州です。

アメリカ カリフォルニア州

ナパバレー

カリフォルニア州のナパ・バレーとソノマ・コースト、パソ・ロブレス、シエラ・フットヒルズでは高品質のジンファンデルがつくられています。

カリフォルニアにおいてジンファンデルは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローと並ぶ赤ワインの主要品種です。

ほのかに甘いロゼワインのホワイト・ジンファンデルも多くつくられています。

イタリア プーリア州

プーリア

イタリア南東部のプーリア州で、プリミティーヴォとしてつくられています。アメリカのジンファンデルと比べ、酸味が強いのが特徴のプリミティーヴォ。

プーリア州では、ブドウの糖度を上げるために遅摘みをしたり、収穫後に乾燥させるなどして甘口のプリミティーヴォも生産されています。

ジンファンデルと相性の良い料理

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ジンファンデルとマリアージュするお料理を紹介します。お肉との相性は抜群ですよ!

バーベキュー・ステーキ・肉のグリル

ジンファンデルにお肉

濃厚な味わいでアルコール度数の高いジンファンデルのワインは、バーベキューやステーキなどの肉料理との相性が抜群です。

少し甘口のバーベキューソースを合わせたバーベキューや、ベリー系のソースを添えたステーキは特におすすめ。

また、ラムのグリルとの相性も非常に良いです。黒コショウやスパイス香り、スモーキーなタバコの香りがラムの味わいと香りを更に引き立たせてくれます。

お好み焼き、焼き鳥、とんかつ

焼き鳥とジンファンデル

意外に思われるかもしれませんが、ジンファンデルは甘いソースがかかったお好み焼きや、甘辛いタレを使った焼き鳥との相性も非常に良いんです。

ソムリエが選ぶおすすめのジンファンデル5選

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おすすめのジンファンデルを厳選して紹介します。

おすすめジンファンデル1:ベリンジャー・カリフォルニア・ホワイト・ジンファンデル

カリフォルニア禁酒法時代を越えてワインをつくり続けているナパ・バレー最古のワイナリー、ベリンジャー。

その中でも、2006年に日本で先行発売されたベリンジャーのエントリーシリーズが、こちらの「カリフォルニア」シリーズです。

フルーティーな香りに加え、ほんのり甘く、爽やかでバランスが良いホワイト・ジンファンデルは、飲み口がライトで気軽に楽しむことができます。

辛みの強い中華料理やエスニック料理との相性がとても良いワインです。

  • 原産国:アメリカ
  • 産地:カリフォルニア
  • 品種:ジンファンデル
  • 生産者:ベリンジャー
  • タイプ:ロゼ
  • 味わい:甘口☆★☆☆☆辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 容量:750ml
  • 参考価格:960円

おすすめジンファンデル2:ポッジョ・レ・ヴォルピ・プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア

イタリア、プーリア州のプリミティーヴォです。

非常に濃厚な味わいで、煮詰めたジャムのような香り。タンニンは滑らかで酸味が強く、後味はスッキリとしていて飲みやすいワインです。

スパイスを使った肉料理やジビエにぴったりで、ボトルの鮮やかなデザインも人気の秘密。

  • 原産国:イタリア
  • 産地:プーリア
  • 品種:プリミティーヴォ
  • タイプ:赤
  • 生産者:ポッジョ・レ・ヴォルピ
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:ミディアムボディ
  • 容量:750ml
  • 参考価格:1,450円

おすすめジンファンデル3:フランシス・フォード・コッポラ・ディレクターズ・カット・ジンファンデル

「ゴッド・ファーザー」「キャプテンE.O.」などの映画監督である、フランシス・フォード・コッポラが2006年にカリフォルニアのソノマでオープンしたのが、フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー。

コッポラ監督により、「ワインも映画もカリフォルニアが発信したアートである」という想いがこめられて、フィルム調のテープがボトルに巻きつくデザインとなっています。

ブラックベリーやブラックチェリーの果実の香りに加え、樽由来のバニラ香が広がります。

豊かな果実味とベルベットのようなまろやかなタンニンを感じる、非常にエレガントな味わいです。

ボトルのデザインもおしゃれなので、ちょっとした手土産にもぴったりのワインです。

  • 原産国:アメリカ
  • 産地:カリフォルニア ソノマ・コースト
  • 品種:ジンファンデル、プティット・シラー、シラー
  • タイプ:赤
  • 生産者:フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:フルボディ
  • 容量:750ml
  • 参考価格:3,326円

おすすめジンファンデル4:ターリー・ジンファンデル・ジュヴナイル

1993年に設立されたターリー・ワイン・セラーズのジュヴナイル。
ジュヴナイルとは「若者」という意味で、平均樹齢6~25年の若い木のブドウからつくられています。

非常に濃厚なプラムやプルーン、バニラの香りに、ボリュームのある味わいですが、滑らかなタンニンのため口当たりがやわらかなワインです。

ジンファンデルのほのかな甘みが感じられ、ポークのバーベキューやラムのグリルにぴったり。

  • 原産国:アメリカ
  • 産地:カリフォルニア
  • 品種:ジンファンデル
  • タイプ:赤
  • 生産者:ターリー・ワイン・セラーズ
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:フルボディ
  • 容量:750ml
  • 参考価格:4,740円

おすすめジンファンデル5:サルド・ジンファンデル

シールを貼っただけのようなラベル(?)が印象的な、ザ・プリズナー・ワイン・カンパニーのサルド。

ブラックベリーやプラム、グローブの濃厚なアロマに、シラー由来のスパイシーさも加わり、重厚感あふれる香りと味わいを楽しむことができます。

非常に濃厚でボリューミーな味わいなのにも関わらず、とてもエレガントで官能的な味わい、印象的な余韻が残り…満足感の高いワインです。

脂がしっかりとのったサーロインステーキや、甘口のタレをからめて食べる和牛のステーキ、また濃厚なチョコレートケーキとの相性も良いでしょう。

ジンファンデル好きであれば、一度は飲む価値のあるワインです。

  • 原産国:アメリカ
  • 産地:カリフォルニア ナパ・バレー
  • 品種:ジンファンデル、プティ・シラー、シラー
  • タイプ:辛口
  • 生産者:ザ・プリズナー・ワイン・カンパニー
  • 味わい:甘口☆☆☆☆★辛口
  • ボディ:フルボディ
  • 容量:750ml
  • 参考価格:9,480円

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ジンファンデルについて特徴や相性の良い料理、おすすめのワインをご紹介しました。

日本国内では、まだメジャーとは言えないジンファンデルですが、好きになったら熱狂的なファンになる方も多い魅力的なブドウ品種なのです。

肉料理だけでなく、甘いタレを使う日本のお好み焼きや焼き鳥にも合わせられるジンファンデル。

この機会に、ぜひ試してみてくださいね。